基本の目疲れ予防ができたら、気づきにくいグレア現象への対策です。
ここまでできると、目疲れが一気になくなるので気をつけてみてください。
グレア(まぶしさ)予防
グレアとは、不快なまぶしさです。
wiki先生にはこうあります。
グレアは、程度によっては単なる不快感にとどまらず、眼の障害や、状況把握能力の急な低下による事故などにもつながるため、照明器具の設計や照明計画などにおいては、グレアを防ぐことが必須となる。
まぶしい!ってだけじゃなく、目のトラブルの原因にもなるよ、ってことですね。
グレアの種類
グレアの種類は2系統あります。
1系統は、あなたに起こる症状です。
- 不能グレア (Blinding glare)
全然見えない - 減能グレア (Disability glare)
よく見えない - 不快グレア (Discomfort glare)
見えるけどまぶしい
ざっくりカンタンに解説をつけるとこんな感じですね。
もう1系統は、グレアの原因です。
- 直接グレア
見ている物がまぶしい - 間接グレア
視界に入った物がまぶしい - 反射グレア
反射した物がまぶしい
というように分類されます。
グレアの具体例
たとえば、太陽を見たらめっちゃまぶしくて、なんか目の中に写ってしまって普通の物もよく見えない。
この場合、「直接グレア」(太陽がまぶしい)×「不能グレア」(見えない)ということです。
外でスマホを確認しようとしたら、空が反射して画面がよく見えない。
この場合、「間接グレア」(空の映り込み)×「減能グレア」(よく見えない)ということです。
スキー場で友達を探していたら、雪がまぶしくて探すのがしんどいくてイライラする。
この場合、「反射グレア」(雪からの反射)×「不快グレア」(しんどいくてイライラ)ということです。
パソコン画面でのグレア対策
上記のように、原因がわかっている場合は自然に対策しているはずです。
太陽は直接見ないし、見るなら専用のサングラス。
スマホが見えなければ日陰に行ったり、手で影を作ったりしますよね。
問題になるのは、あまり自覚しない場合なのです。
さらに場合によっては、自覚していても改善できない場合です。
※オフィスで配置が決まってるなど
上記のように、グレアの原因になるのは3つ。
つまり対策する必要があるのは「直接」、「間接」、「反射」です。
それぞれのチェックと対策を具体的に解説していきましょう。
直接グレア
直接グレアは、見ている物がまぶしい状態です。
これは【1】で紹介したように、画面を暗くするです。
画面の明るさを落としてまぶしい物をみない、これでOKです。
同じ理由で、画面の配色を変えるのも効果的です。
色として明るい「白」は、背景色には最悪です。
ちなみに大型コンピューターが導入された頃は、画面の背景色は黒。
文字色は緑が基本だったんですよ。これも目に優しい配色です。
でも家庭に普及したタイミングくらいから、背景が「白」が多くなりました。
これもアプリ・プラグインによって画面を目に優しいモードにできるのも効果的です。
Googleクロームの「Care your Eyes」などが便利です。
ウィキペディアの「グレア」ページだと、こんな感じで白黒反転になります。
目疲れ防止にはメチャクチャ効果があります。
でも配色デザインによって見にくかったりするので使い分けがよいでしょうね。
間接グレア
間接グレアで有名なのが、画面の映り込みです。
日常でよくあるのは、大きく2パターンあります。
1つは、画面に天井の蛍光灯などが反射する場合。
あとは、視界に明るい物が入ってしまう場合です。
たとえばこのガラケー。
これが普通の状態だとします。
こちらが、【映り込み】の間接グレア状態です。
あなたも経験があると思いますが、見えません。
てで影を作ったり、暗いところへ移動しているはずです。
でもこれ、オフィスのパソコンだったりすると放置されてたりするんです。
オフィスがないので、ゲーセンのアイカツで。
後ろの天井の蛍光灯が反射しているのがわかりますね。
これって気づかなくても、実はストレスになってるわけですね。
そしてもう1つが、視界に明かりが入ってしまうもの。
後ろに太陽があるため、手前の画面はまったく見えません。
これが、視界に明るい物(太陽)が入ってしまう間接グレアです。
これをココイチのラブライブキャンペーンの垂れ幕であらわすと、こうです。
メンバーを確認しようとみても、手前のライトがジャマです。
これも視界に入るタイプの間接グレアです。
※これは、入り口なので入り口のライトアップです。
反射グレア
反射グレアは、あまりないかな・・・ と思います。
たとえばこちらのスキー場の雪。
無効の山を見ようとすると、反射グレアになります。
手前の雪だるまをみようとすると、問題なしです。
太陽の明るさを雪が反射して明るい。
雪を見たければよいことですが、違うものを見たいときには反射グレアになります。
手前の雪がない方が、遠くの山は見やすいってことですね。
つまりグレアは同じ状況でも、何を見るか?でも変わってしまうのです。
オフィスで考えられるなら、室内の照明が明るくて壁や書類に反射している。
かつ、そんな状況でパソコンの画面を見る必要がある場合ですね。
まとめ
とにかくムダな光は目に入れないようにしましょう。
このグレア対策まですると、一気に目の負担が少なくなりますよ。