まぶしさは視力低下に原因に
パソコンや目の疲れの大きな原因は、、「まぶしさ」です。 考えてみれば「距離が近すぎる」だけでは、読書や学校で教科書を読んでいた時代はどうなのよ?という話です。
目が痛いなど、コンピューター特有の症状は、「まぶしさ」が原因なのです。
つまり、対処法としては画面を暗くする。 これだけです。 最近の液晶画面の明るさは、1.7倍にもなり(※ナナオかどっかの発表)、普通に使っているだけでも、画面が明るくなったぶん目の負担は増えているわけです。
私の場合は、画面の明るさは、最も暗く。 ブルーライトも含む各色の発色も最低。というとても暗い状況にしています。
目の疲れをなくすためには、目への刺激を減らす必要があります。 明るいほど目への刺激が強くなってしまいます。 そのため、とにかく暗く、暗くしなければならないのです。 目が疲れるという人は、100%、画面が明るすぎなのです。
ここで、「ロドプシン」という色素を知っておく必要があります。ウィキペディアから引用するとこうです。
ロドプシン (Rhodopsin)、別名視紅(しこう)は脊椎動物の光受容器細胞に存在する色素である。網膜において光受容器細胞の形成と光の認識の初期段階をつかさどる。Gタンパク結合受容体ファミリーに属し光に敏感であり、夜間視力はこの物質のおかげで成り立つ。光を浴びると即座に退色し、その回復にヒトの場合は約30分かかる。
要約すると、網膜にはロドプシンという色素がある。 ロドプシンは光を受けると反応し(退色し)、回復に30分かかる。 つまり、ロドプシンが光に反応すると、脳に情報を伝えます。 光がなければロドプシンを使用しません。 そして回復には約30分かかる。ということですね。
これは太陽でなくても 紙に「●」を書いて30秒見続けてから・・・ なんてのをやったことはないでしょうか。 もちろん、この画面を30秒まばたきもしないで見続けていると、同じ現象がおきます。 これがロドプシンを使った状態です。
そして、太陽なら1秒でも残像に残りますよね。 これが光が強く、目に大きなストレスをかけます。 目としては強すぎる刺激ですので、まぶしいと感じて防御反応がでるわけです。 マッサージだって強すぎると、痛くなるようなものです。
つまり、あなたが見ている画面も、まぶしければまぶしいほど、ロドプシンを使用することになり、実は残脳となって見えなくなっています。 この状態を回避するために、痛みを発して異常を知らせているわけです。 ※細胞がたくさんあるのと、見えなくても脳はイメージで欠けた映像をつくるために気がつかないだけ
画面が明るければ明るいほど目は疲れ、不快ななまぶしさ(グレア)は痛みの原因になる、ということなのです。 原因と対処法もわかっているので、あとはやるだけです。 が、それができない理由は別にあるのですけどね。
特にオフィスの場合は、パソコン作業用に作られていません。 あくまで紙を見るために机も椅子も作られ、時代とともにパソコン作業に変わっただけ。 そのためパソコン用の環境ではないので、そのギャップの分、目に負担がかかっているのです。