ソコン作業での正しい姿勢と座り方のポイントは、骨盤を立てることです。 VDTパソコン作業で腰痛になるかならないかは、この骨盤のゆがみ具合で決まるといってもよいのです。
腰痛というと、腰の筋肉が緊張し続けたり、血行が悪くなったりだと言われます。でも、その腰の緊張や血行の悪さの原因は?というと、それが姿勢の悪さだと言うことです。
腰痛は姿勢という根拠の一つに、乗馬療法というものがあります。ヨーロッパでの腰痛改善方法の一つです。乗馬、そうお馬さんに乗ることです。 普通に座ると腰には1.4倍の負担。 逆に馬に座ると腰痛改善。
だったら、腰痛に効果がある乗馬療法の座り方を、オフィスなどのパソコン作業でやればいいと思いませんか? 非常に簡単な話ですよね。上手く言っている連中の真似から入ればいいんですから。 成功例があるんですから、謙虚にパクりましょう。
【松下電工ジョーバカタログより引用】 こちらは乗馬療法を利用して大ヒットした松下電工のジョーバのカタログです。
このジョーバのリンク先のちょっと上、「ジョーバV動作とは・・・」 のところのCGくらい骨盤をしっかりと立てることができれば、自然な腰痛体操。立てられなければ腰痛になる座り方といっても良いでしょう。
ちなみにジョーバは改良されて骨盤の前傾がやりやすくなっているようです。 実際の乗馬はお馬さんの背中なので、鞍(くら)で骨盤を立てています。
つまり、鞍(くら)がない状態で普通に座るとの骨盤は後ろに倒れてしまいます。 骨盤が倒れてしまうために腰から背中を丸めてしまうことになります。
つまりほとんどのパイプ椅子やベンチ、パソコンチェアーなどの場合は、座面が平面なので正しい姿勢で座るのはまず無理なんです。 ですから椅子の選び方の大きなポイントでもあります。
腰や背中を丸めることで、血行が悪くなったり、筋肉の緊張が続きすぎてしまい、腰痛や肩こりの原因になってしまうのです。
骨盤が立たなければ腰痛になる。 だったらパソコン作業でも骨盤を立てればいいと思いませんか? 私は思います。だって成功例があるんですから、学んだほうが早いじゃないですか。
牛丼の吉野家も松屋のように食券にすれば、店員さんもお客さんもお互い楽なのにね。どうでもいいですけど。
ではどうやって骨盤を立てましょうか? 簡単ですね、鞍(くら)のお尻部分と同じように、お尻側に何かを敷いて骨盤を立てれば良いのです。 例えばこちらの座禅の例なども非常に参考になります。★自分と向き合う座禅体験
まぁどんな医学的根拠があるか知りませんが、あぐらでもこういうことするんですね。初めてこの骨盤のしくみを知って、見たときにはびっくりしました。 現場ではこういう骨盤を立てる知恵があるんですね。
ちなみに整形外科的には骨盤のゆがみという発想はないので、骨盤を立てるというアドバイスもありません。あったら教えてください皆さんにそのお医者さんを紹介したいと思います。
普通のイスに姿勢良く正しく座るには、座布団を敷く、雑誌を敷くなどとにかく骨盤を立てるのがポイントです。腰の後ろにクッションなどを入れると楽になりますよね? あれは骨盤を立てることができるからなのです。
そしてお手本がバランスチェアーの骨盤を支える座面の角度です。これは人間が立ったときの骨盤の角度が前傾30度だからです。だったら前傾30度を保てるように座面を前傾させてあげればよいということですね。
それが、バランスチェアーの座面の角度の秘密です。 なのでバランスチェアーの写真では、誰一人として背もたれを使う人はいません。 あなたは立つときに背もたれが必要でしょうか? 腰痛改善の乗馬療法で背もたれは必要でしょうか?
考えるまでもなく正しい姿勢で座る場合には、背もたれは一切必要ありません。背もたれにもたれているということは、骨盤か背骨が正しい姿勢を維持できなくて、何かに体重を預けないと状態を保てないということなのです。 でももうあなたは大丈夫ですね、ぜひ今から骨盤を立てて、VDTパソコンでは姿勢良く座り、腰痛を予防しましょう。
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