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パソコンで目が疲れるのは、小さな文字を凝視するから

目の疲れ

凝視と目の疲れ

3つめとなる、目疲れの大きな原因は、「凝視」です。ジーーっと見続けてしまうことです。 しかしこれは、あなたの問題と言うよりも、見ているもののデザインが原因であることが多いのです。

しかし、あなたの目を痛めないためには、ジーーっと凝視をしないことを心がけてください。

酔っ払いのオジサンが、隣の女性をガン見する理由

あなたが女性なら、終電に乗るとよっぱらいのおじさんに「ジーーー」っと凝視されたことがあるはずです。 しらふだと「チラ、チラ」程度でも、アルコールが入ると凝視になるのです。 これも、見た物を脳が認識するまでにかかる時間の問題なのです。

しかしパソコンやスマホの凝視の場合は酔っ払ってなくても、そもそもよく見えないのです。 そのため、酔っ払ってなくても凝視をしてしまい、目の疲労の原因になるのです。

まずはデザイン的な問題。 文字などが小さい、コントラストが弱い(薄いグレーを文字色にしてしまうなど)など、読み手より作り手の自己満足でデザインしてしまう場合になりがちです。 

あとは改行がない。 もうびっしりとオッサンのケツ毛のように文字が羅列してあったり。 漢字がが多すぎたり、どうしても変換してしまうと日常で使わないことばも漢字になることがあります。 「沢山」や「折角」など、紙にも書かないような文字などです。

つまり、よく見えないので脳が確認するまでに時間がかかる。 その間はまばたきをしないので、いわゆるドライアイになるわけです。

紙と画面の解像度の違い

そしてもっと大きな理由があります。 それは紙と画面の解像度の違いです。 紙に印刷されたものは解像度が高く美しいため、脳が理解しやすいのです。 しかしディスプレイ画面は解像度が低いので、脳が認識しにくいのです。

たとえばホームページの文章をチェックするときなども、単純に紙に印刷したものの方が間違いをみつけやすいという経験をされたことがあるでしょう。

紙に印刷された物は、物質として存在するものですから、ありのままを脳に伝えればいいだけです。 しかしディスプレイはそもそも光を点滅させて、ない物をあると錯覚させているだけです。 本来ないものをあると錯覚するために、どうしても見えにくい(そもそもないし)。 だからまばたきも減り、凝視してしまうのです。

ちょうど、紙と電子ディスプレイの文章の読みやすさの相違という実験発表のデータがあります。 この研究発表で【読取時間は、紙より液晶の方が時間がかかる】ということがわかります。

そして「文章の読み易さには「解像度」が強く影響しているとの結論を得た」ともあり、読みやすさには解像度が重要なことがわかります。

もっと簡単に言えば、この文字。 「壇蜜」 と、「壇蜜」。 同じ「壇蜜」でも単純に大きい方が、まだ読みやすいはずです。

そしてこの時に、「壇蜜」は、まぁわかる。 でも、 「壇蜜」 を見たときには、無意識に凝視してしまったはずです。

この時には凝視だけでなく、毛様体筋のしくみでわかるように、小さな文字までピントを合わせるため、筋肉も悲鳴を上げることになるのです。

で、

紙と違って、ディスプレイの画面は解像度が荒いので、普通に使っている状態が、実は解像度が小さいわけです。 パソコンでプリントする方ならわかるでしょう、ディスプレイ用の画像は、ウィンドウズなら72dpi、マックなら96dpi。 でも印刷するときには、用紙サイズに合わせて360dpiとかにされたはずです。

この「72」と「360」こそが、画面と紙の解像度の違いなのです。つまり、4~5倍くらい、紙の方が細部まで作られているわけです。   このため、画面の場合は知らず知らずのうちによく見ようと凝視してしまい、目が疲れてしまうのです。

この凝視の対処法としては、設定で字を大きくするくらいしかありません。 しかし設定で大きくするとデザインが崩れたり・・・ とあまり効果的な対処法が無いのが現実だったりします。

ちなみに、画面に近づくと毛様体筋を酷使するのと、後述する電磁波の問題があります。 大きな画面を使うくらいしか対処法がないのかもしれません。

が、しくみ自体を知っておけば、何かしらひらめく可能性があるので覚えておきましょう。 ちなみに、ドライアイの原因は、この凝視です。 エアコンの風とかじゃないんで、念のため。